上海早生

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上海早生

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上海早生という名前は、あまり聞きなれないかもしれません。

 

けれど、中国から輸入されているニンニクや、
国産でも九州地方や四国地方で栽培されているニンニクで、
スーパーで見かけることの多いニンニク品種です。

 

青森が栽培するニンニクの代表であるホワイト六片と同様に、
栽培している量は少ないのですが、
九州と四国が栽培するニンニクの代表格が上海早生です。

 

 

[上海早生]

 

 

■上海早生の特徴

 

・色・形
大きさはホワイト六片と同じくらいで、重さも同じくらいなので、
パッと見ただけでは区別が難しいです。

 

けれど、上海早生は皮がやや黄色がかっているため、横に並べると一目瞭然です。
皮を剥いた中身は、ホワイト六片と同じ白色をしています。

 

大きさも重さもホワイト六片と同じではありますが、
上海早生は鱗片が12個前後に分かれるため、
1個の鱗片の大きさが小さいのも特徴です。

 

・香りと味
ニンニクらしい香りと味がします。
ホワイト六片などと比べると、やや香りも味もマイルドで、
加熱調理をしても甘みが強く出ないため、あっさりとした味わいです。

 

標準的なニンニクの香りと味が出せるため、
料理の味わいを邪魔をすることがなく、万能に使えます。

 

上海早生だけを味わうような、丸揚げや焼きニンニクよりも、
刻んだりスライスしたりして、料理のアクセントとして使うのが向いています。

 

 

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料理の味わいを活かして美味しい!

 

 

■上海早生の栽培のコツ

九州と四国で栽培されていることから分かるように、暖地向きの品種です。
暖地で育てる時は、種球を購入する際に覚えておくと、
間違って寒冷地向きの品種を栽培してしまう失敗が減ります。

 

同じ暖地向きの壱州早生に比べると、やや熟期が早いです。
暖地で栽培するにあたって、上海早生か壱州早生かで悩んでいる場合は、
熟期の早晩で決めても良いでしょう。

 

トウ立ちした時、花茎が70cm~100cmと、かなり長く伸びるため、
茎ニンニク(ニンニクの芽)を収穫する目的として栽培するのにもお勧めです。

 

鱗片が小さく、株間を狭くできるため、葉ニンニク栽培も可能です。
もちろん、球ニンニクとしての栽培もできるので、
どのような栽培方法もできるマルチな品種です。

 

■参考
・ニンニクの収穫時期
・ニンニク 収穫方法
・ニンニク栽培 北海道



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